真摯な釣り人の教え
パン屋です。
突然ですが、ブログを始めます。
これは、ある男性のお客さんの話。
その方は、釣具屋さんで働いてるという。
朝、釣りに出掛けた帰りに、パン屋に立ち寄ってくれる。
ひょんなことから、彼がつけている釣りの記録ノートを見せてもらえることになった。
私は正直、釣りのことはよく分からない。
けれども、そのノートを読むと、何だかワクワクしてくる。
ノートにびっしりと記された沢山の言葉といくつかの写真。そこには日々の記録とその時々の思いが、確かに刻まれていた。
すごいのは、魚が釣れた日も、釣れなかった日も、どんな日も同じように、言葉が、思いが、ノートいっぱいに詰め込まれていたことだ。
パン屋だって、パンが沢山売れる日もあれば、あまり売れない日もある。
真摯な釣り人は、どんな日でも、丁寧に記録に残して、大切な1日にしていた。釣れなかった日々も、振り返ればきっと、いつか楽しい日々になる。
釣りの記録ノートが教えてくれたのは、そんな素晴らしく、何気ないことだ。
そんな訳で、
ワクワクする釣りの記録ノートを見習い、パン屋もブログなんてものを始めてみようと思う。
皆さま、これからよろしくお願いします。
先日、久しぶりに真摯な釣り人がパン屋に来てくれた。
借りたままになっていた、大切な釣りの記録ノートをようやく返すことができた。
その際、彼と話したところ、
なんと釣り以外にも、あんな事やこんな事、いろんな事を記録に残す癖があることを教えてくれた。
次は、どんな記録ノートを見せてもらえるのだろうか。
まちのパン屋は、
今日もパンを作りながら、その日を楽しみに待っている。